ニオブは、可塑性、導電性、オーバーフロー性に優れているため、電極材料として広く使用されています。ニオブストリップは現在、主に2つの用途があります。1つは冷陰極蛍光管(CCFL)の電極ヘッドの主要材料の1つです。主に耐スパッタリング性が高く、寿命が長く、安価な原材料で良好な加工性を実現できるため、冷陰極放電管の電極製造に広く使用されています。2つ目は、高圧ナトリウムランプの主要部品、例えば導電パスとしてのニオブストリップコネクタの製造に使用されます。これは主に、金属ナトリウム腐食に対する優れた耐性と良好な高温性能によるものです。
圧延工程は3パス方式を採用しています。
1) 第1パス圧延
圧延するニオブストリップを16段圧延機に投入し、室温で第1パス圧延を行います。第1パス圧延の機械的パラメータは以下の通りです。駆動側圧延力:95~130KN、操作側圧延力:105~135KN、左張力:1.100~1.150KN、右張力:0.865~0.900KN、圧延力:205~255KN。第1パス圧延後のニオブストリップの厚さは0.03~0.05mmです。
2) 第2パス圧延
第1パス圧延後のニオブストリップを16段圧延機に投入し、室温で第2パス圧延を行います。第2ロールの機械的パラメータは以下のとおりです。駆動側圧延力は90~105KN、操作側圧延力は130~145KN、左張力は0.560~0.675KN、右張力は0.865~0.900KN、圧延力は230~255KNです。第2圧延後のニオブストリップの厚さは0.024~0.026mmです。
3) 第3パス圧延
第2パス後のニオブストリップを16段圧延機に投入し、室温で第3パス圧延を行います。 3回目の圧延の機械的パラメータは以下のとおりです。駆動側力は105〜110KN、操作側力は115〜130KN、左張力は0.670〜0.690KN、右張力は0.575〜0.580KN、圧延力は225〜240KNです。3回目の圧延後のニオブストリップの厚さは0.017〜0.019mmです。