タンタル シート& 板

  • タンタルシート
  • タンタル板

製品詳細

タンタルシートおよびタンタル板製品規格

すべてのタンタルシートおよびタンタル板 (UNS R05200、UNS R05400)、Ta2.5W シートおよび Ta2.5W 板 (UNS R05252)、Ta10W シートおよび Ta10W 板 (UNS R05255)、Ta-40Nb シートおよび Ta40Nb 板 (UNS R05240) は ASTM B708 に準拠しています。

タンタルシート・タンタル板製造技術

  • ほとんどのタンタル板は冷間加工法で製造されています。また、ほとんどの厚板は真空中で焼きなましされています。相転移がないため、加熱と冷却の速度に特別な要件はありません。焼きなましのプロセスでは、4 重圧延機が使用されます。タンタルは柔らかい金属であるため、製造プロセスと配送中に傷がつかないように細心の注意が払われます。

  • 通常、150〜300mmのタンタルインゴットから80〜100mmの厚さの板まで加工し、この板から冷間圧延します。圧縮率は95%以上になります。

  • 通常の圧延は、表面に酸化物が発生するのを防ぐために、室温以下または室温に近い温度で行われます。

  • 熱間圧延の過程で、温度が1000℃に達すると、再結晶化により激しい酸化が起こります。

タンタル
製品 規格番号 ASTM規格
Ta シート R05200 ASTM B708
Ta2.5W シート R05252 ASTM B708
Ta10W シート R05255 ASTM B708
Ta40Nb シート R05240 ASTM B708
化学物質の要件
含量、最大、重量%
元素 電子ビーム鋳造/真空アーク鋳造 R05200 非合金タンタル 焼結R05400非合金タンタル 電子ビーム鋳造/真空アーク鋳造 R05255 90%タンタル 10%タングステン 電子ビーム鋳造/真空アーク鋳造 R05252 97.5%タンタル 2.5%タングステン 電子ビーム鋳造/真空アーク鋳造 R05240 60%タンタル 40%ニオブ
C 0.010 0.010 0.010 0.010 0.010
O 0.015 0.03 0.015 0.015 0.020
N 0.010 0.010 0.010 0.010 0.010
H 0.0015 0.0015 0.0015 0.0015 0.0015
Fe 0.010 0.010 0.010 0.010 0.010
Mo 0.020 0.020 0.020 0.020 0.020
Nb 0.100 0.100 0.100 0.50 35.0 - 42.0
Ni 0.010 0.010 0.010 0.010 0.010
Si 0.005 0.005 0.005 0.005 0.005
Ti 0.010 0.010 0.010 0.010 0.010
W 0.05 0.05 9.0 - 11.0 2.0 - 3.5 0.050
Ta 残り 残り 残り 残り 残り
通常のタンタルおよびタンタル合金のシートおよび板の寸法
製品 寸法(mm)
厚さ 長さ
Ta シート 0.2 - 1.0 1000 100 - 6000 シート
Ta2.5W シート 0.2 - 1.0 1000 100 - 6000 シート
Ta10W シート 0.2 - 1.0 650 100 - 6000 シート
Ta40Nb シート 0.2 - 1.0 650 100 - 6000 シート
グレードとフォーム 焼きなまし状態
寸法 最大引張強度、 最小、psi (MPa) 降伏強度、最小、psi (MPa) (2 % オフセット) 伸び、最小、% (1 インチ ゲージ長さ)
非合金タンタル
(R05200)
(R05400)
板、シート、ストリップ
< 0.060 厚さインチ
≥0.060 厚さインチ
30 000 (207)
25 000 (172)
20 000 (138)
15 000 (103)
20
30
90 % タンタル – タングステン10% (R05255) シートとストリップ 70 000 (482)
70 000 (482)
60 000 (414)
55 000 (379)
15
20
97.5 % タンタル – 2.5% タングステン (R05252) < 0.125 厚さインチ
≥0.125 in. 厚さ
40 000 (276)
40 000 (276)
30 000 (207)
22 000 (152)
20
25
60 % タンタル – 40 % ニオブ
(R05240)
< 0.060 厚さインチ
≥0.060 厚さインチ
35 000
35 000
20 000 (138)
15 000 (103)
25
25

タンタルシートとタンタル板の用途

タンタルは展性金属であり、冷間鍛造、圧延、打ち抜き、引き抜き、スピニング、押し出し、曲げなどの方法で加工できます。タンタルの熱間加工は不活性ガス保護状態で操作する必要があります。高性能タンタルシートとタンタルストリップは、表面に酸化膜が形成された後、6回丸カップに加工できます(処理中にアニールする必要はありません)。
タンタルとタンタル合金板は、耐高温性と耐腐食性に優れた材料です。化学的安定性はガラスに似ており、強度と剛性は低炭素鋼に匹敵します。高温での熱強度はタングステンとタングステン合金に次ぐものです。これらの特性すべてを備えたタンタルとタンタル合金板は、化学保存や高温炉に最適な材料です。
Tantalum sheet application
医療分野では、タンタルシートは人工耳に使用できます。その可鍛性により、人工耳は人体に適しています。また、見た目は本物の耳とほとんど変わりません。工業分野では、タンタルシートはスピニングと深絞りによりカップ、キャップ、管、コーン、ノズルなどに加工できます。電子工学、高温、反応容器の分野でも、タンタルシートはさまざまな製品に広く使用されています。

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