多孔質チタンニオブ合金及びその製造方法。本発明の多孔質チタンニオブ合金は、重量パーセントで、Nb35%、残りがTiに分けられる。
多孔質チタンニオブ合金の製造方法は以下の通りである。
(1) チタンとニオブの純度は99.9%であり、TiとNbの粒径はそれぞれ45メッシュと325である。
球状尿素を発泡剤として使用し、粒径は200〜 500μm;
(2) 質量パーセントに従って、65%のTi粉末と35%のNb粉末を計量します。
(3) 計量した原料粉末をボールミルタンクに入れ、アルゴンガス保護で満たし、ボールミルで混合します。
均一で、ボール粉砕時間は40分、速度は110r/分、ボール材料比は10:1です。
(4) 粉末を混合した後、ボールミルタンクの温度が室温に近づいたら、粉末を取り出して容器に入れます。
さらに、Ti、Nb粉末の重量は尿素の重量の25%〜62.5%で、均一に混合します。
(5) ステップ(4)の混合粉末をプレスで200MPaの圧力で金型に注ぎます。
5分間押し続けます。
(6) プレスしたサンプルを取り出し、オーブンで170℃で2時間加熱し、尿素を揮発させる
その後、真空焼結炉に入れ、真空炉を10-5~10-6Torrまで真空にし、1200℃まで加熱して6時間保持して焼結し、室温まで冷却して取り出すと、多孔質チタンニオブ合金が得られ、その孔径は200~500μm、気孔率は50~70%である。
本発明の利点は、本発明の粉末冶金法によって製造された多孔質チタンニオブ合金に用いられる発泡剤尿素が比較的低温で揮発し、除去が容易であり、尿素の形状、サイズ、量を調整することにより、形状、サイズ、気孔率、細孔分布の均一性を一定の範囲内で制御できることである。焼結温度が高く酸化しやすいチタンニオブ合金の場合、予め孔を形成した状態(支持体のない成形体)で高真空焼結することにより、焼結品質の良好な多孔質チタンニオブ合金が得られます。